やわらかな丸みと、備前焼ならではの焼き色が美しいフリーカップ。
土と炎が生み出す自然な模様は、
ひとつとして同じものがなく、
手に取るたびに表情の違いを楽しむことができます。

従来の備前焼の力強さも感じつつも、
どこか優しさのあるシルエットが魅力。
やや大きめのサイズ感で、
コーヒーやお茶はもちろん、
冷たいドリンクやお酒の器としても使いやすい形です。

釉薬を使わず焼きあげているため、
使うほどにしっかりとした質感に変わり、
色味や艶が深まっていく、
"育てるうつわ"として永くお楽しみいただけます。

明るくやわらかな焼き色の「明」や、
落ち着いた「青」など、
シーンや気分に合わせて
色違いで揃えるのもおすすめです。

【備前焼作家　高木純】
歴史ある古窯が並ぶ岡山県備前で、
独自の焼成方法により作陶を行う若手作家。

登り窯で1～2週間かけて焼き上げる従来の備前焼とは異なり、
電気窯を用いて、より日常に寄り添う
"新しい備前焼"を生み出しています。

土と炎の力を最大限に生かしながらも、
その作品にはどこかやわらかさや温もりが感じられ、
備前焼の力強さの中に"やさしい表情"が同居しています。

釉薬を使わずに焼かれることで、
土本来の質感や焼成による自然な景色がそのまま表れ、
使い込むほどに手になじみ、
色見や艶に深みが増していくのも魅力のひとつ。

すべてが一点ものとして焼き上げられるうつわは、
同じ形であっても少しずつ異なる表情を持ち、
それぞれが唯一無二の存在感を放ちます。

日々の暮らしにやさしく寄り添いながら、
備前の伝統を現代のかたちで伝えてくれる作家です。